●カード犯罪の手口と対策
カード犯罪とは、信販会社のクレジットカードや銀行・郵便局などのキャッシュカードそのものを盗んだり、カード情報のみを盗んで悪用し、物品を購入して売りさばいたりする犯罪のことです。
以前はカード犯罪はカードそのものを盗んで悪用することがほとんどでしたが、技術の進歩やインターネットの普及によりカード情報のみを盗んで犯行に及ぶ手口が拡がっています。
1.カード犯罪の手口
(1)空き巣や置き引きなどでのカード盗難から犯行に及ぶ。
(2)店舗などで本来のカード情報読み取り機とは別の読み取り機器にカードを通して「スキミング」を行い、
カード情報を盗んで犯行に及ぶ。
(3)何気に隣り合わせになった場所で、カード情報を非接触でも読み取れる機器を使用してカード情報を
盗んで犯行に及ぶ。
(4)企業に登録した会員情報が第三者の手、またはシステム不具合により情報漏洩して、第三者の手に渡り、
犯行に及ぶ。
(5)インターネットを介して企業のシステムや個人のパソコンに侵入(ハッキング)して、個人情報を盗んで
犯行に及ぶ。
(6)家庭ゴミの中から個人情報を特定できるものを取得して犯行に及ぶ。
(7)信頼のおけない団体・企業に登録された個人情報が売買されて第三者の手に渡り、犯行に及ぶ。
(8)パソコンにインストールされたスパイウェアによりパソコン内に保存された個人情報、Webサイトに入力した
個人情報がインターネットを介して第三者に流出して犯行に及ぶ。
(9)銀行・郵便局ATMに仕掛けられた小型カメラにより口座番号、暗証番号を盗み見して犯行に及ぶ。
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2.カード犯罪の対策
マルウェア(コンピュータウイルスなど悪質なプログラム)対策、ネット犯罪対策とほぼ同じですが、
独自にとるべき対策もあります。
(1)パソコンにウイルススキャン、スパイウエアスキャン、悪質Webサイト閲覧警告を実施する総合セキュリティソフト
をインストールし、定期的にウイルス検索・駆除等を実行する。
(2)総合セキュリティソフトを常に最新状態にアップデートする。
(3)Webサイト閲覧ブラウザのセキュリティ設定を「高」に設定する。
(4)掲示板に貼られたリンク先をクリックしない。
(5)知らない相手からのメールを開かない。添付ファイルを開かない。
(6)知らない相手からのメールに書かれたリンク先をクリックしない。
(7)知っている相手からのメールであっても不用意に添付ファイルを開かない。
(8)受信メールは全てウイルス検索を行う。
(9)雑誌付録や他人から入手・借用したCD-ROMから不用意にソフトをインストールせず、必ずウイルススキャン
を行う。
(10)パソコン利用時にはパスワードを掛ける。
(11)パソコンにUSB認証や指紋認証ができるようにセキュリティ機器を取り付ける。
(12)パソコンに盗難防止ワイヤーをつなげる。
(13)Webサイトに個人情報を入力する場合は信頼できるWebサイトだけにし、入力する場合はソフトウェア
キーボードを使うなど、スパイウェアによるキー入力盗難ができないようにする。
(14)ネット喫茶や量販店のパソコンコーナーなどでは、個人情報入力を伴うWebサイトの利用はしない。
(15)パスワードは定期的に変更する。
(16)いろいろなWebサイトに入力するパスワード、クレジットカード、キャッシュカードのパスワードを1つ
だけに統一しない。
(17)ユーザID・パスワードをそのままの形でパソコン内にデータとして保存しない。
保存する場合は暗号化して保存する。
(18)ユーザID・パスワードを付箋紙などで画面脇などに貼り付けない。
(19)ネット上の取引記録は保存・印刷しておく。
(20)店舗にてクレジットカード類を使用する場合、クレジットカードを店員に渡した後の挙動から目を離さずに
監視する。
(21)カード類は使わずに保管しているだけであっても、定期的に無くなっていないか、別のものにすりかわって
いないかチェックする。
(22)カードにパスワードを書き込まない。
(23)カードには必ず自筆で署名をする。
(24)カードのパスワードは、類推しやすい番号(誕生日、住所、電話番号、連番)を使用しない。
(25)銀行・郵便局ATMを利用するときは、周囲に不審な人物がいないか、不審な物が置いていないかを
チェックする。口座番号を入力するときは画面に手をかざして上部から見えないようにする。
(26)家庭ゴミを出すときは、個人情報がわかるもの(ハガキ・手紙/封書・明細書など)はシュレッダーで
粉砕するか、ハサミで切り刻むなどして個人情報が特定できないようにしてから破棄する。
(27)預金通帳と印鑑を同じところに保管しない。
(28)郵便受けには鍵をかける。
(29)古い預金通帳の副印は切り取って破って捨てる。
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3.カード犯罪に遭遇したときの対策
カードが盗まれてしまったり、カードを利用して勝手に物品の購入がなされたり、預金が引き落とされた場合
にとるべき措置は以下の通りです。
(1)ただちに銀行、信販会社に連絡をとり、紛失・盗難届を提出してカード利用停止の手続きをとる
被害を拡大させないための措置と、カード保険の手続きをとるために必要なことです。すみやかに連絡を
とらない場合、必要な措置を怠ったとしてカード保険が適用されない場合があります。
(2)最寄の警察に被害届を提出する。
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