●ネット犯罪の手口と対策
インターネットの出現により、そこにいながらにして多様な情報を得ることができ、またサービスの享受もできるという利便性の高さが社会生活に激変をもたらしましたが、これに伴って犯罪も横行しています。
1.ネット犯罪の手口
(1)フィッシング詐欺
本物のWebサイトに見せかけたホームページに個人情報(ユーザID、パスワード、氏名、住所など)を
入力させ、その情報を悪用して物品の売買や銀行口座からの預金の引き落としなどをする犯罪です。
フィッシングとは「釣り」のことで、「相手を釣る」ということがその名の由来です。
本物と1字違いのURLで偽装したり、銀行を偽装したメールやCD-ROMからWebサイトに誘導しています。
(2)スパイウェアによるもの
パソコンにインストールされたスパイウエアにより、パソコン内の情報やWebサイトに入力した情報を
インターネットを介して送信し、その情報を悪用するものです。
(3)ハッキングによるもの
セキュリティの甘いWebサイトやパソコンに侵入し、データを改ざんしたり情報を取得して悪用するものです。
(4)スパムメール
不特定多数にメールを送信するもので、出会い系サイトやアダルトサイト、高利貸しや在宅ワークに関する
ものが多いです。
(5)スパムコメント、スパムトラックバック
ブログ(日記形式のホームページ)のコメント欄にURLを書き込んだり、トラックバックを行うもので、
こちらも出会い系サイトやアダルトサイトなどに誘導させるものがほとんどです。これらはプログラムを
組んで自動的に書き込んでいるものがほとんどです。
(6)パソコン盗難によるもの
パソコンが盗難されて、保存した情報を悪用されるものです。
(7)破棄パソコン、中古パソコンから削除データを回復されて悪用されるもの
データは削除したつもりでも、それだけでは完全に削除されたわけではなく、特殊なプログラムを使用すれば
容易に回復ができてしまいます。
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2.ネット犯罪の対策
マルウェア(コンピュータウイルスなど悪質なプログラム)対策とほぼ同じですが、独自にとるべき対策も
あります。
(1)パソコンにウイルススキャン、スパイウエアスキャン、悪質Webサイト閲覧警告を実施する総合セキュリティソフト
をインストールし、定期的にウイルス検索・駆除等を実行する。
(2)総合セキュリティソフトを常に最新状態にアップデートする。
(3)Webサイト閲覧ブラウザのセキュリティ設定を「高」に設定する。
(4)掲示板に貼られたリンク先をクリックしない。
(5)知らない相手からのメールを開かない。添付ファイルを開かない。
(6)知らない相手からのメールに書かれたリンク先をクリックしない。
(7)知っている相手からのメールであっても不用意に添付ファイルを開かない。
(8)受信メールは全てウイルス検索を行う。
(9)雑誌付録や他人から入手・借用したCD-ROMから不用意にソフトをインストールせず、必ずウイルススキャン
を行う。
(10)パソコン利用時にはパスワードを掛ける。
(11)パソコンにUSB認証や指紋認証ができるようにセキュリティ機器を取り付ける。
(12)パソコンに盗難防止ワイヤーをつなげる。
(13)Webサイトに個人情報を入力する場合は信頼できるWebサイトだけにし、入力する場合はソフトウェア
キーボードを使うなど、スパイウェアによるキー入力盗難ができないようにする。
(14)ネット喫茶や量販店のパソコンコーナーなどでは、個人情報入力を伴うWebサイトの利用はしない。
(15)パスワードは定期的に変更する。
(16)いろいろなWebサイトに入力するパスワードを1つだけに統一しない。
(17)ユーザID・パスワードをそのままの形でパソコン内にデータとして保存しない。
保存する場合は暗号化して保存する。
(18)ユーザID・パスワードを付箋紙などで画面脇などに貼り付けない。
(19)ネット上の取引記録は保存・印刷しておく。
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